免疫 “力” を上げよう!

免疫 “力” を上げよう!

新型コロナウイルスの猛威が衰えるところを知らず、何度もぶり返してなお終息が見えない状況のまま1年が過ぎました。
せめてやるべきこととして、自分自身と家族だけでもしっかり対策できれば、リスクを減らすことは難しくないものではないかと、思うようになってきております。
そこでマスク、手洗いうがい、除菌、換気といった体の表面上の対応だけではなく、人が持つ免疫力を高める“内側からの対策”について考えてみました。

年齢と免疫力

若い方に比べご高齢の方の感染リスクの高さ、重症化リスクがたびたび叫ばれております。免疫力は年齢とともに低下してゆき、高齢者の場合は20歳前後の若者に比べて免疫力が2~3割程度下がるとさえいわれており、「年を取ると体が弱くなる」という一般的な老化のイメージとも残念ながら合ってしまっています。で・す・が・実は、年齢に関係なく何気ない日ごろの習慣が免疫力を下げてしまっている可能性もあるんです。

免疫 “力” を上げよう!

では逆にどんなことをすれば、免疫力が上がる生活習慣が手に入るのでしょうか。その方法はどの年代も共通で、しかもとてもシンプルなのが特徴なのです! 1.体を温める 2.腸内環境を整える 3.深呼吸する 4.のんびり過ごす たったこの4つ。それでは順番にご紹介していきましょう。

1.体を温める

最近増えているといわれる低体温。日中の体温が高くなる時間でも35度台の人が増えてきていて、体温が1度下がると免疫力が30%ぐらい下がるといわれています。適度な運動をしたり、毎日の入浴で全身を温めるのも効果的です。

2.腸内環境を整える

全身の免疫力の7割を担っているのが腸です。腸内環境を整え、腸の働きを活発にするために食物繊維を多く含む食べ物、根菜類、キノコ類、ワカメなどの海藻類や、善玉菌を増やす味噌、納豆、キムチなどの発酵食品を普段の食事に積極的に取り入れてみましょう。

3.深呼吸をする

呼吸は「生命維持装置」といえる自律神経によって、普段から意識を向けなくても機能しています。ですが心臓などの器官とは異なり、唯一自分で整えることができます。免疫も自律神経と密接に関わっていますので、1日1回は深くゆっくりと意識して深呼吸すると良いでしょう。

4.のんびり過ごす

免疫力を落としてしまう最大の要因、それはストレスです。強いストレスを受けている状態が続くと、血行不良や体温低下を招き、免疫力は弱くなってしまいます。ストレス解消のためにも、好きな音楽を聴いたり、ゆっくりお茶を飲むなど、自分なりの“リラックスタイム”を意識して作ってみてはいかがでしょうか。

このように免疫力を上げる方法はとてもシンプルで直ぐにでも出来ることばかりですが重要なのはその時だけではなく、日々習慣にしていくことが大切です。
残念ながらこれさえ食べれば!!なんて、免疫力を上げる為のお薬やスーパーフードは存在しません。
ぜひ、ゆったりと穏やかにご自身や周りの方の健康を大切に生活する丁寧な暮らしの習慣こそが「免疫力を上げる」一番の早道かもしれませんね。