健康とは変化に対応する能力 / WITHコロナ編

健康とは変化に対応する能力 / WITHコロナ編

冬の中でも、今の1月あたりが、全国的にも寒さも厳しく天候の変化も増えてまいります。それに加えて昨年出現した未知のウイルスの脅威も合わさった今、何とか乗り越え希望を見出したいものですね。

季節の変化と気象の変化

【健康】と【美容】は生涯大切にしたいテーマです。しかしながら、この2つは相互に関わり合い、また季節の事象に揺るがされやすいものです。気温の高低、乾湿、雨期乾期は、毎年めぐってくるものですから健康上も美容面でも準備を整えられるものですが、気象の変化はその年ごとに異なります。なにより【美容】は健康の下支えがあってこそ成り立ちますから、「変化」への対応力がとても重要になります。

生命が持つ適応と順応、そのちがいは?

生命が、外部環境に対応するための自らとる行動を「適応」といい、一方で意識せず自然と環境に合わせることを「順応」といいます。例えば適応は、熱い地域や寒い地域で服を着たり脱いだりして対応すること、順応は高山の低気圧・低酸素に慣れるなどが当てはまるかと思います。
どちらも生命を維持する上で欠かせない能力ですが、【美容】は積極的な行動が必要なのに対し、その下支えの【健康】は「適応」と「順応」の両方があって成り立っています。どちらか片方でも対応がなおざりになると“生涯大切にしたいテーマ”は揺らいでしまいます。

コロナストレスからの疲労

昨年突如として現れた新型コロナウイルス感染症の思わぬ長期化が思わぬ疲労を生んでいます。一年を通して連日マスクを着用し続けたことで、耳・鼻・頬・唇・顎が擦れて炎症が起きて赤み・かゆみ・乾燥・皮むけが起こり、またこまめな手洗いと消毒・除菌グッズの使用から来る手荒れと乾燥とで、これまでにない悩みに遭遇することが増えました。
他にも職場環境・働き方が変わったことで、住環境やライフスタイルの変化も起こりましたし、事あるごとにあらゆる日用品が瞬く間に品薄になり、鎮静化の見えない日々からくるストレスはこれまでにない体調不良を招きやすくなっています。

健康とは変化に対応する能力

普段でさえ肌のハリ、潤いを失いやすい冬場ですが、予期せぬ事態に適応でき、心身のバランスが保たれることが美容の大前提になるのではないでしょうか。そう、美容の原点は健康にあるのです。起きてしまった弊害にあわてて対処する克服型よりも、頻繁に変化が起こり得ることを踏まえ、その都度適応・順応していくことが重要です。
これまでも【習慣】が大切であることをお伝えしてまいりましたが、ただ長く続けることが習慣なのではなく、日頃の心と実践の備えが習慣につながると思います。ぜひ、美しくなる習慣、健やかに過ごせる習慣を始めてみませんか?