「カラダに良い油を」

 
近頃、このフレーズを見聞きすること、増えていませんか？ドラッグストアの店頭や美容系雑誌でも頻繁に目にする機会のある“オイルサプリ”。肌に良い、髪に良い、爪にも良い、そして潤いやツヤを与えてくれる・・などなど。カラダの内側から変える“インナービューティを目指せる”オイルサプリは、DHA・EPA、亜麻仁油、ココナッツオイルなど、日常の中にすっかり浸透しております。

けれど、いざ選ぼうとすると『どれを選べばいいの？』と迷う方も多いはず。

今回は、そんな数あるオイルの中でも、ひときわ“生命力”を感じさせる存在『深海鮫肝油（スクワレン）』についてお話してまいります。

深海に眠る“生きる力”

 
スクワレンは、深海に棲むサメの肝臓に多く含まれる成分。サメの肝臓は全身の3割を占めるほど大きく、過酷な深海の中を悠然と生き続けるために、この特別な油を蓄えているとされます。光も酸素もあまり届かず、また食べるものさえ不足しがちな環境においても“傷つきさえしなければ数百年でも生き続けられる“といわれるまでの驚異的な生命力を備えています。
 
古くからこのサメの生命力は知られています。アーネスト・ヘミングウェイの小説『老人と海』には、漁師が日常的に肝油を飲む描写があります。日本の漁師さんの間でも「サメの肝臓油」が良いことは古くから知られていて、また奈良時代や平安時代においては宮廷料理や神饌（神への供物）として珍重されてきた記録が残されています。まさに「海の恵み」と呼ぶにふさわしい存在です。

“恵みのバランスをそのままに”という選択

 
鮫肝油は、肝臓から抽出された油を丁寧に精製してつくられます。スクワレンだけを高純度に取り出した99％というものが広く知られておりますが、一方で近年注目されているのが、不純物を取り除き、サメ肝油が本来持つ“自然なバランスをそのまま活かした”製法です。

そこには、アルキルグリセロール、オメガ3・6・9、ビタミンA・D・Eといった、カラダが必要とする多彩な成分が共存しています。
 
なかでもアルキルグリセロールは、人で言えば「母乳」や「骨髄」にも含まれ、“命を育てるのに欠かすことのできない成分“といわれています。このことからも、深海サメの油には“生命を守る力”を秘めていることがわかります。

興味深いことに、サメが棲む深海の水質は、人間の羊水に近いとも言われています。偶然とは思えない、海と生命の神秘的なつながりを感じずにはいられません。

いま、海の力をあなたの美しさへ

 
健康と美容のためのオイルサプリメントは、もはや一時のブームではなく“自分のカラダと丁寧に向き合うための新しいスタンダード”になりつつあります。

深海鮫肝油は、そんな現代の私たちにこそふさわしい、「生きる力を呼び覚ますオイル」。

酸素を運び、細胞を潤し、内側から輝きを育む――

それはまるで、私たちの体に海の生命エネルギーを宿すような感覚です。

次にオイルサプリを選ぶとき、ほんの少しだけ深海に思いを馳せてみてください。
そこには、太古から命をつなぐサメたちの、静かなチカラが息づいているのです。